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Oracle ダイレクト・エクスポート および Data Pump Export にて ORA-1578 が発生しない
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[概要] オリジナルのエクスポート・ユーティリティ (exp) でダイレクト・パス・エク スポートを利用した場合や、Data Pump Export (expdp) の利用にて ORA-1578 が発生しない [対象リリース] すべてのリリース [対象プラットフォーム] すべてのプラットフォーム [詳細] オリジナルのエクスポート・ユーティリティ (exp) で direct=y のパラメータ を指定してダイレクト・パス・エクスポートを利用した場合や、Data Pump Export (expdp) を利用してエクスポートした場合には、表からデータを抽出して読み込 まれたバッファが SQL コマンドのレベルで評価されずに、直接クライアントに 転送されます。 このため、破損ブロックが検出された場合にクライアントには ORA-1578 エラー が返らず処理が続行されます。 アラートログ、トレースファイルには以下のように破損を検出したメッセージが 出力されます。クライアントにエラーが返らないため、破損が検出されたことは アラートログ、トレースファイルでの確認となります。 トレースファイル出力例: *** Corrupt block relative dba: 0x03c0000c (file 15, block 12) Fractured block found during user buffer read Data in bad block - type: 6 format: 2 rdba: 0x03c0000c last change scn: 0x0849.46660000 seq: 0x1 flg: 0x06 consistency value in tail: 0x988c0601 check value in block header: 0x5fe1, computed block checksum: 0x988c spare1: 0x0, spare2: 0x0, spare3: 0x0 *** Reread of rdba: 0x03c0000c (file 15, block 12) found same corrupted data table scan: segment: file# 15 block# 9 skipping corrupt block file# 15 block# 12 ※ 注意 破損ブロックは Oracle のブロックとして整合性が保たれない状態であるため、 スキップしてエクスポート処理が行われます。 [回避策] 従来型のエクスポートを実施することでクライアントにエラーが返ります。 破損が検出されたブロックについては、下記の KROWN を参照の上、対処を 行ってください。