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データベース起動時、複数のセッションから "ALTER DATABASE OPEN" を実行すると ORA-600 が発生し起動できない
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[問題]
データベースが異常終了した、 shutdown abort された後のデータベースオープ
ン時、起動を行なっているセッションとは異なるセッションから
"ALTER DATABASE OPEN" を実行すると、複数の ORA-600エラー( [4194],[4097]
,[kcbrra_2], [kcsgssn2],[kcoapl_blkchk],[KCFQUEWR_2], [3020] 等)が発生
し、データベースのオープンが行えなくなる。
[対象リリース]
問題が発生するリリース :Oracle8 Database(8.0.X) から
Oracle9i Database Release2(9.2.0.1)
問題を修正したリリース :Oracle Database 10g (10.1.0)
問題を修正予定のリリース:なし
問題を修正したPSR :PSR 9.2.0.2
問題を修正予定のPSR :なし
[発生条件]
データベースが異常終了した、 shutdown abort された等インスタンスリカバリ
が必要なデータベースオープン時、2つのセッションから以下のようなタイミン
グで"ALTER DATABASE OPEN" が実行された場合。
始めのセッション 2番目のセッション
------------------------------------- ----------------------------
ALTER DATABASE OPEN
Beginning crash recovery of 1 threads
completed successfully
ALTER ATABASE OPEN
Completed: ALTER DATABASE OPEN
[原因]
"ALTER DATABASE OPEN" 実行中にその他のセッションでも
"ALTER DATABASE OPEN" が実行できてしまうため、本来不必要な
crash recovery が実行されてしまいデータベースに不整合が生じるため発生する
現象です。本件現象は R8.0 から R9.2 で発生し、
Oracle Database 10g、PSR9.2.0.2 での修正されております。
[対処]
今後は下記の回避策を実施してください。
現象発生後はバックアップからのリストア、不完全メディアリカバリを行なって
ください。
[回避策]
データベース起動中には、その他のセッションから "ALTER DATABASE OPEN"を
実行しない。
[Error#]
ORA-600