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Oracle [ASM] ASM上のアーカイブログファイルを削除した場合、ディレクトリが削除されてしまう
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[起こりうる現象]
ASM 上にアーカイブログを出力している場合に、RMAN 等ですべてのアーカイブログ ファイルを削除すると、アーカイブログの格納ディレクトリが削除される場合があ ります。 ディレクトリが削除された状態でアーカイブログの出力を行おうとすると以下よう なエラーが発生します。 例) Tue Dec 5 10:05:49 2007 ORA-16038: ログ1、順序番号100をアーカイブできません。 ORA-00254: アーカイブ制御文字列''でエラーが発生しました ORA-00312: オンライン・ログ1 スレッド1: '+REDO/orcl/redo01.dbf' ORA-15173: entry 'orcl' does not exist in directory '/' [対象リリース] 問題が発生するリリース :Oracle Database 10g Release 1(10.1.0) Oracle Database 10g Release 2(10.2.0) 問題を修正したリリース :Oracle Database 11g Release 1(11.1.0) 問題を修正予定のリリース:なし 問題を修正したPSR :10.2.0.4 問題を修正予定のPSR :なし [対象プラットフォーム] すべてのプラットフォーム [起こりうる条件] 次の条件のすべてを満たす場合に発生します。 - ASM 上にアーカイブログを出力している - 手動で Oracle Managed Files(OMF) 準拠のディレクトリを作成し、その ディレクトリをアーカイブログの出力先に指定している 具体的には、以下のようなディレクトリ構成です。 +<diskgroup>/<db_unique_name(*1)>/<file_type>/<file> (*1) db_unique_name は、データベースのグローバルな一意の名前です。 (DB_UNIQUE_NAME 初期化パラメータに設定された値になります。) - RMAN 等により格納されているアーカイブログをすべて削除した場合 [原因] OMF に準拠したディレクトリ構成の場合、ディレクトリ内のファイルがすべて 削除された際にディレクトリ自体を削除していました。ディレクトリが削除さ れてしまうと次のアーカイブログの出力時エラーが発生するため、この動作は 仕様上適切ではないとして、手動で作成されたディレクトリについては、自動 で削除されないよう修正が行われました。 ただし、自動で作成されたディレクトリについては、格納されたファイルがす べて削除された時点で自動的に削除されます。 [回避策] ディレクトリが削除されるのは、OMF 準拠のディレクトリ構成の場合のみです。 明示的に db_unique_name ではないディレクトリを作成し使用することで現象 を回避することが可能です。 alter diskgroup <diskgroup_name> add directory '+<diskgroup_name>/<(*2)>'; (*2) db_unique_name 以外の任意の文字列を指定してください [障害発生時の対処] 以下のSQL を実行し削除されてしまったディレクトリを作成してください。 alter diskgroup <diskgroup_name> add directory '+<diskgroup_name>/<db_unique_name>'; [補足事項] - Oracle Managed Files についての詳細は以下のマニュアルを参照してください。 『OracleR Database 管理者ガイド 10g リリース1(10.1)』 11章 Oracle Managed Files の使用 『OracleR Database 管理者ガイド 10g リリース2(10.2)』 11章 Oracle Managed Files の使用 [参照情報] 『Oracle Database リファレンス 10g リリース1(10.1)』 『Oracle Database リファレンス 10g リリース2(10.2)』 『OracleR Database 管理者ガイド 10g リリース1(10.1)』 『OracleR Database 管理者ガイド 10g リリース2(10.2)』