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ORA-600[kcbrbr_2]が発生してDBがOPENできない
[概要] ORA-600[kcbrbr_2]が発生してDBがOPENできません alertには以下のような出力があります。 DBのMOUNTの後にエラーが発生しています。 : Tue Feb 18 17:05:06 2003 SMON: enabling cache recovery SMON: enabling tx recovery Tue Feb 18 17:05:07 2003 Errors in file D:\Ora817\admin\ora817\bdump\ora817SMON.TRC: ORA-00600: internal error code, arguments: [kcbrbr_2], [3], [46140306], [8], [], [], [], [] [対象リリース] Oracle8i Database Release 8.1 [対象プラットフォーム] すべてのプラットフォーム [詳細] ORA-600[kcbrbr_2] は、Blockの開放を行う処理において データディクショナリ内の、開放対象のBlock情報に不整合を検知した場合に 発生するエラーです。 第2引数以下は、次の情報を持っています。 ORA-600 [kcbrbr_2] [表領域番号] [開放対象のブロックのDBA] [開放対象のBLOCK数] 過去の事例では、[表領域番号]と[開放対象のブロックのDBA]の情報が一致しないために このエラーが発生しています。 このためエラーの発生対象のBLOCKを確認するには 表領域番号と、DBAから導出されるFILE#・BLOCK#の両方について確認を行ってください。 エラーの対象が一時表領域であった場合は、後述する手順にてOPENが可能な場合があります。 通常は、以下のような対処が必要となります。 -アーカイブログモードでバックアップが存在するのであれば 障害発生前の状態までリカバリを行う。 -リカバリができない状況であれば、DBの再作成 EXPORTで現在のデータを保存し、DBの再作成後IMPORTにて戻します。 ------------------------------------------------------------------------------- Tue Feb 18 17:05:06 2003 SMON: enabling cache recovery SMON: enabling tx recovery Tue Feb 18 17:05:07 2003 Errors in file D:\Ora817\admin\ora817\bdump\ora817SMON.TRC: ORA-00600: internal error code, arguments: [kcbrbr_2], [3], [46140306], [8], [], [], [], [] このalert.logのように、MOUNT後のタイミングでSMONがこのエラーを受けているものは STARTUP時のSMONによる一時セグメントのcleanup処理で発生している可能性があります。 このような場合は、SMONの一時セグメントのcleanup処理をスキップする 以下のイベントを設定してインスタンスを起動することができます。 init.oraに以下を記述してください event="10061 trace name context forever, level 10" インスタンスの起動後は、以下についてご確認ください。 -エラーの対象が一時表領域であれば、 該当データファイル・表領域の再作成で対処が可能です。 ALTER DATABASE DATAFILE '<データファイル名>' OFFLINE (DROP); DROP TABLESPACE <表領域名> INCLUDING CONTENTS; 上記の一時表領域の削除の際にディクショナリの破損状況によって ORA-600[kcbrbr_2]が発生することがあります。 このような場合、または一時表領域以外でORA-600[kcbrbr_2]が発生している場合 backupからのリカバリかDBの再作成が必要になります。