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[11g新機能] V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTION について
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[概要] Oracle Database 11g の新機能、V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTION ビューについて 説明します。 [対象リリース] Oracle Database 11g Release 1(11.1.0) 以降のリリース [対象プラットフォーム] すべてのプラットフォーム [詳細] Oracle Database 11g からは、Recover Manager(RMAN) や SQL 文などにて破損 ブロックを検出した際に V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTION に破損ブロックの情報 を格納するようになりました。 検索結果例) SQL> SELECT * FROM V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTION; FILE# BLOCK# BLOCKS CORRUPTION_CHANGE# CORRUPTION_TYPE ---------- ---------- ---------- ------------------ ---------------- 5 300 1 0 FRACTURED * MOUNT 状態でも検索が行えます V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTION ビュー各列の意味は以下の通りです。 FILE# :破損ブロックを含むデータ・ファイルの絶対ファイル番号 BLOCK# :破損ブロックの範囲内にある最初の破損ブロックのブロック番号 BLOCKS :BLOCK# から始まる、検出された破損ブロックの数 CORRUPTION_CHANGE#:論理破損が検出された時点の SCN * 0 の場合はメディア破損を示します CORRUPTION_TYPE :データ・ファイル内のブロック破損のタイプ ALL ZERO - ブロック・ヘッダーに 0 のみが含まれている場合 FRACTURED - ブロック前後のバージョンが異なる場合 CHECKSUM - ブロックの一貫性がない場合 CORRUPT - データ・ブロック・アドレスが 0 の場合 LOGICAL - 論理破損の場合 また、次の RMAN のコマンドによって V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTION に出力さ れているすべてのブロックを対象にブロック・メディア・リカバリを実行でき、 リカバリされたブロックはビューから削除されます。 RMAN> RECOVER CORRUPTION LIST; * RMANでバックアップを取得している際のみ実行可能なリカバリ方法です。 [参照情報] 『Oracle Database リファレンス 11g リリース 1(11.1)』 『Oracle Database バックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド 11g リリース 1(11.1)』 Document 1713078.1(KROWN:38393) RMAN 9i新機能: ブロック・メディア・リカバリ(BMR)について