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Oracle ORA-01190 制御ファイルまたはデータ・ファイル1は最後のRESETLOGS以前のものです。 が発生
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[質問] DATABASEをBACKUPから戻してstartupしようとしたところ以下のエラーが発生しました。 ORA-01190 制御ファイルまたはデータ・ファイルnは最後のRESETLOGS以前のものです。 ORA-01110: データ・ファイル1: '/app/oracle/xxxxxx.dbf' BACKUPはCOLD BACKUPでとった一貫性のとれているものですが、どうしてでしょうか。 [回答] ORA-1190はメッセージのとおり、制御ファイルかデータファイルの整合性に問題が あるものです。 このエラーはBACKUPから戻された制御ファイル、あるいはデータファイルが 過去に行われた最後のRESETLOGSオプション付のSTARTUP以前のものであることから発生します。 例えば 時間 1→→→→→→→→→ 2 →→→→→→→→→→3 作成 RESETLOGS 障害 時間は 1から3に向かって経過します。1でDATABASEが作成されたとします。 2のタイミング一度RESETLOGSオプション付でDATABASEをOPENしたとします。 3の時点で何らかの障害が発生ました。 ここで制御ファイル、またはDATAFILEリストアするBACKUPが期間1から2の間で とったファイルのBACKUPから戻すと上記エラーが発生します。 これはリストアされた ファイルが最後のRESETLOGS以前のものだからです。 この場合、部分的(制御ファイルのみとか、datafileの一部など)をリストアするのであれば、 2から3の間でとったBACKUPからリストアする必要があります。また、もし1から2の間の BACKUPから戻すのであれば、全てのファイルを2より前のファイルをリストアする必要が あります。 [対処] 制御ファイルまたはエラーで出ているデータファイルが最後にRESETLOGSオプションでOPENする以前の BACKUPのファイルではないかどうか確認をしてください。そうであった場合はRESETLOGS以降の BACKUKからリストアするか、全てのRESETLOGS以前のBACKUPからリストアしてください。 なお、制御ファイルのみがRESETLOGSの前の状態であっても ORA-1110でsystem表領域のdatafileが 表示されますので、ご注意ください。 [回避策] RESETLOGSオプションを発行してDATABASEをOPENする場合、その前後にBACKUPを とることをお勧めします。RESETLOGSでDBをOPENした場合は、OPEN後のDATABASEに対して RESETLOGS前のBACKUPは無効になります。 [参考資料] Oracle8i リリース8.1 バックアップおよびリカバリ・ガイド Oracle9i リリース1(9.0.1) バックアップおよびリカバリ概要 「RESETLOGSオプションを指定してオープンした後のデータベース全体のバックアップ」